お盆も終わり、いつも通りの日常が戻ってくる頃。
「なんとなく体がだるい」「朝がつらい」「疲れが抜けない」…
そんなことありませんか?
実はこれ、“夏バテ”の後半戦。
そしてその原因のひとつが、「動き不足」、
つまり“運動”の欠如です。
夏の間は暑さを避けるために、どうしても家にこもりがちになります。
外出も減り、クーラーの効いた部屋で長時間座る生活が続くと、血流が悪くなり、自律神経も乱れがちに。
すると、気温が落ち着いてきた今でも「疲労感」や「やる気の出なさ」といった不調が残ってしまうのです。
さらに、お盆休みの“リズムの乱れ”も影響します。
夜更かし、昼寝、食べ過ぎや飲み過ぎなど…体内時計が狂うと、回復力そのものが下がってしまうため、だるさが長引きやすくなるのです。
そんなときに試してほしいのが、「軽い運動」です。
といっても、いきなりランニングや筋トレを始める必要はありません。
まずは深呼吸をしながら行う簡単なストレッチや、10分のウォーキング、お散歩からでも十分です。
ポイントは、「汗をかく」よりも「血を巡らせる」こと。
身体をゆるやかに動かすことで、自律神経のバランスが整い、疲労回復ホルモン(セロトニン)も分泌されやすくなります。
呼吸が深くなり、内臓の働きも活性化。すると不思議と気分も前向きに戻ってくるのです。
特に30〜50代の方は、年齢とともに“動かない疲労”が蓄積しやすくなると言われています。
「運動してないのに疲れる」のは、まさにこの状態。だからこそ、「体がだるい」と感じた今こそが、動き始めるベストタイミングかもしれません。
お盆明けの今週、ほんの少しだけでも身体を動かす習慣を取り入れてみませんか?
体も心も、きっと軽くなっていくはずです。
動きすぎなくても大丈夫。大切なのは「ちょっとずつ整える」こと。
体調が崩れやすいこの時期だからこそ、自分の体とゆっくり向き合ってみましょう。
※外での運動の際には、絶対に無理はせず、熱中症に十分ご注意くださいませ。