「お昼しっかり食べたのに、もう何かつまみたい…」
「お腹は空いてないのに、気づいたらお菓子に手が…」
そんな“なんとなくの間食”、心当たりありませんか?
実はそれ、空腹じゃなく“脳”が食べたがっているサインかもしれません。
人は本来、血糖値の低下によって「お腹が空いた」と感じるものですが、近年の研究では、ストレスや習慣によって“ニセの空腹感”が引き起こされることがわかってきました。
たとえば、午後のデスクワーク中。
仕事のプレッシャーや集中の切れ目に、甘いものを欲しくなる…。これは、脳が「報酬」を求めている状態です。
特に砂糖や炭水化物をとると、“快楽ホルモン”と呼ばれるドーパミンが分泌され、脳は一時的にリフレッシュされたように感じます。
でも、この「なんとなく食べる」を繰り返すと、血糖値が乱れ、太りやすい体質に近づいてしまうことも。
ではどうすればいいのでしょう?
キーワードは、“満足感のある間食”と“ちょっとした置き換え”です。
たとえば:
・ナッツ類(アーモンドやクルミ):良質な脂質+咀嚼回数アップで満腹中枢が刺激されやすい
・ゆで卵やチーズ:たんぱく質が多く腹持ち◎
・ガムやミント系:口寂しさを紛らわせつつリフレッシュ
そしてもう一つのポイントは、“間食の時間を決める”こと。
「だらだら食べ」は、自律神経を乱す原因にも。14~16時の間に一度、小腹対策を意識することで、夜の暴食防止にもつながります。
つまり「お腹空いてないのに食べちゃう」は、意志の弱さではなく脳の自然な反応なんです。
その仕組みを知って、「自分に合った間食習慣」を見つけることが、無理のないダイエットにもつながります。
無理に間食をやめようとするのではなく、“どう付き合うか”を知ることが習慣化の第一歩です。午後の一息に、体も心も喜ぶ選択ができるようになると、自然と健康への意識も変わっていきますよ!