「水分はこまめにとりましょう」。
そう言われても、実際にはどれくらい、どんなタイミングで飲めばいいのか、よくわからないままになっていることもあるかもしれません。
水分補給の基本は、「一度にたくさん飲む」のではなく、1時間に1回、コップ1杯(150〜200ml)程度をこまめに摂ることです。
体が一度に吸収できる水分量には限りがあるため、たくさん飲んだつもりでも、多くは体外に排出されてしまいます。
特に猛暑が続くこの時期は、汗として体から出ていく水分が多くなるため、喉が渇いたと感じた時点で、すでに軽い脱水が始まっているとも言われています。
つまり、「喉が渇く前に飲む」ことが大切なのです。
では、どんなタイミングで飲むのがよいのでしょうか。
日常生活の中に取り入れやすいのは、以下のような場面です。
・起きた直後:就寝中はコップ1杯以上の水分が失われています
・食事の前後:消化を助けるためにも、水分は欠かせません
・休憩時・仕事や勉強の合間:集中力の回復にもつながります
・入浴の前後:汗をかいた分をあらかじめ補っておくのが理想です
・寝る前のひと口:夜間の脱水を防ぐため、少量でもOKです
また、冷たい水ばかりを飲みすぎると、内臓が冷えてしまい、代謝が落ちたり、むくみが出やすくなったりすることもあります。
常温の水や、カフェインの入っていないお茶、白湯などを取り入れることで、体にやさしい水分補給ができます。
水分補給というと「とにかく水をたくさん飲まなきゃ」と思われがちですが、本当に大切なのは“タイミングと飲み方”です。
生活リズムの中に自然と取り入れられるような工夫をしながら、こまめな水分補給を習慣にしていきたいですね。
毎日の小さな意識の積み重ねが、体調管理にもつながっていきます!