12月に入ると、忘年会や会食が一気に増えますね。
「太りそうで怖い…」「毎回セーブできない…」と悩む声も多く聞きますが、実はこの時期こそ、**“太らない人の食べ方”**を実践する絶好のチャンスです。
決して我慢やストイックさが必要なのではありません。
ほんの少しのコツで、体への負担を最小限にしながら楽しむことができます。
まず大切なのは、“最初に何を食べるか”。
最初に揚げ物や締めの炭水化物を選ぶと、血糖値が急上昇し、脂肪として蓄積されやすくなります。
太りにくい人が必ず意識しているのは、最初にサラダ・海藻・豆腐などの“食物繊維”を入れること。
これだけで血糖値の上下が緩やかになり、暴走食いの防止にもつながります。
次に意識したいのは、たんぱく質の選び方。
唐揚げやフライではなく、刺身・焼き鳥(塩)・蒸し鶏など“脂質が少なく満足感の高いもの”を選ぶだけで、翌日の体の重さが全く変わります。
たんぱく質がしっかり入ると、食後の“ダラダラ食べ”も自然と減ります。
さらに、飲む順番も体に大きく影響します。
アルコールを飲む前に水を一杯。
そしてビール→甘いカクテル→日本酒…と進むほど血糖値が急上昇しやすいので、
太りにくい人はビールを一杯楽しんだあとは、ハイボール・焼酎・辛口ワインなど“糖質が低いお酒”に切り替えています。
そして忘れてはいけないのが、翌日のリカバリー。
食べ過ぎた翌日に食事を極端に抜くと、逆に太りやすい体質になります。
大切なのは、胃腸を整える“回復食”。
野菜スープ、味噌汁、フルーツ、白湯――このあたりを中心に、体を温めながら腸を休めるのが最も効果的です。
結局のところ、忘年会の多い時期に“太る人”と“太らない人”の差は、
我慢ではなく、選択の積み重ねで決まります。
楽しい時間はしっかり楽しみつつ、体へのやさしい選択をひとつだけ意識する。
その小さな積み重ねが、年末年始を軽やかに過ごせるかどうかを分けるのです。
今日の忘年会は、何から食べますか?
小さな“選び方の科学”が、あなたの体を静かに守ってくれます。

