12月に入ると、食事の予定が一気に増えます。
忘年会、仕事終わりの外食、差し入れのお菓子…。
「昨日食べすぎた」「なんだか体が重い」「顔がむくむ」──そんな声が増えるのもこの季節ならではです。
でも安心してください。
体は思っているよりずっと素直で、“リセットの仕方”を知っていれば整えることができます。
大切なのは、落ち込むことでも我慢することでもなく、“翌日の過ごし方”です。
まず取り入れたいのは、朝の白湯。
内臓がゆっくり目覚め、胃腸の動きが整い、むくみやだるさが軽くなります。
冷えた体に温かさが入ることで血流がよくなり、食べすぎで滞った巡りをやさしく促してくれます。
次に、カリウムの多い食材を朝に取り入れること。
むくみは “塩分過多と水分の停滞” で起きるため、
バナナ、キウイ、ほうれん草、アボカドなどを少量でも摂ると、余分な水分排出をサポートしてくれます。
味噌汁+フルーツの組み合わせは、胃腸への負担も軽くおすすめです。
そして、内臓をゆるめる深呼吸。
食べすぎた翌日は、意外にも「呼吸が浅い」状態になりがち。
深い呼吸で横隔膜を動かすと、胃腸の緊張がゆるみ、体が軽くなります。
朝起きて30秒だけ、鼻から吸って長く吐く。このシンプルな習慣が驚くほど効きます。
運動ができる日は、3〜5分の軽い動きだけでOK。
肩回しや膝の曲げ伸ばし、ゆっくりしたスクワット。
激しい運動より、血流を促す“やさしい動き”が回復には向いています。
逆にやってはいけないのは、
食事を抜く・水を控える・無理に動く この3つ。
どれも体のストレスになり、余計にむくみやすく、太りやすい状態をつくってしまいます。
大切なのは、「整える日の存在」を知っておくこと。
食べる日があっても、翌日を丁寧に過ごせば体は自然に戻ろうとします。
楽しむ日と整える日、このバランスこそが冬の体を守ってくれるのです。
食べすぎは失敗ではありません。
今日の体をやさしくリセットして、また軽やかな自分に戻っていきましょう。

