街がイルミネーションに包まれ、心が少し浮き立つクリスマス。
ごちそうやケーキ、久しぶりに会う人との食事を楽しむ一方で、
「食べすぎたかも」「生活リズムが崩れている気がする」
そんな感覚を覚える人も多いのではないでしょうか。
けれど、クリスマスを“我慢の日”にしてしまう必要はありません。
むしろこの日は、体と心をゆるめることを許してあげる日にしてほしいと思います。
健康やダイエットの観点で見ると、
イベントの日に一時的に食事量が増えること自体は、大きな問題ではありません。
本当に体に影響するのは、「楽しんだあと、どう過ごすか」。
つまり、リセットの仕方です。
クリスマスの日に意識したいのは、まず体を冷やさないこと。
寒さと食べすぎが重なると、血流が滞り、むくみや重だるさにつながりやすくなります。
シャワーで済ませず湯船に浸かり、深呼吸をしながら体を温めてあげましょう。
それだけで、内臓の緊張がゆるみ、翌朝の体の軽さが変わります。
次に、翌日の朝食を抜かないこと。
「昨日食べたから今日は抜こう」と考えがちですが、これは逆効果。
温かいスープや味噌汁、フルーツなど、消化にやさしいものを少量でも入れることで、
体は“回復モード”に切り替わります。
そして何より大切なのは、
「楽しめた自分を責めない」こと。
罪悪感はストレスとなり、食欲や体調をさらに乱してしまいます。
楽しく食べ、笑い、体を温め、眠る。
それができていれば、体はちゃんと元に戻る力を持っています。
クリスマスは、特別なことをする日であると同時に、
一年頑張ってきた自分をねぎらう日でもあります。
数字やルールから少し離れて、体の声に耳を傾けてみてください。
今日を心地よく過ごせたなら、それは立派な健康習慣。
この穏やかな気持ちを、そのまま年末、そして来年へとつなげていきましょう。

